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ハクビシン対策の前に~森から訪れた理由とは~
ハクビシンの侵入によって、さまざまな被害に悩まされている家庭は少なくないでしょう。しかし、ハクビシンは本来森に生息する生き物です。では、なぜ人間の住む村に訪れたのか、不思議に思う人もいるかもしれません。ハクビシンが住み着いた原因について見てみましょう。
なぜハクビシンなどの害獣が起きているのか?

原因の1つとして挙げられるのが、人間の存在にあります。野生動物と人間の暮らす地域はある程度離れていることが望ましいですが、人口の増加などがあり年々害獣と人間の暮らす場所が近くなりつつあります。また、不法投棄などで害獣が人間の食べものの味やニオイを覚えてしまったり、人間が放った外来種によって自然の生態系を壊してしまったりといったことも考えられているのです。そのため、ハクビシンを含めた害獣が人間の住む村でも見かけるようになったのでしょう。
ハクビシン対策・追い出すための大切なポイント
ハクビシン対策で、侵入してきたハクビシンを追い出すためのポイントをここで紹介していきます。ポイントを知って、ハクビシンが住み着く環境をつくらないようにしましょう。
3つのポイント
- エサになるところを作らない
- ゴミや缶ジュースなどを外に放置しないようにし、缶ジュースは洗って捨てるようにしましょう。畑を所有している人は、農作物を収穫した後は畑に作物を残さないようにすることが大切です。
- 寝床になるところに作らせない
- 建物周辺の雑草は定期的に刈るようにします。壁や換気口などに大きな穴がある場合は塞ぎ、倉庫や廃屋といった人気のない場所は小まめに見回りをして、ハクビシンがいないかをチェックしましょう。人が出入りすることで、寝床をつくらせるのを防げます。
- 侵入してくる道を失くす
- ハクビシンは木の枝から移動することも可能なため、屋根や畑に木の枝がある場合は剪定しましょう。見通しを良くするために、寝床から餌場までの雑草や落ち葉を排除することも重要です。
ポイントを覚えておこう
ハクビシン対策をする場合、餌場や寝床をつくらせない、侵入経路をなくすことが重要になります。ハクビシンを追い出す際は、上記のことを踏まえて対策をしましょう。